専門用語まるわかり

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再現性(さいげんせい)
原稿を複製する場合、原稿に対し複製物がどの程度再現し得るかということで、製版条件、印刷条件などにより左右される。
再校(さいこう)
最初の校正(初校)に対し修正などが入り、修正確認後に改めてすり直す校正刷り。
再版(さいはん)
以前印刷したものを再び印刷すること。「リピート」ともいう。また初めて印刷したものは「初版」という。
刷版(さっぱん)
印刷するために印刷機にセットする版。PS版、アルミ版、マスター版など。
刷了(さつりょう)
印刷が終了すること。
更紙(ざらがみ)
印刷用紙としては最下級の紙。藁半紙など。
三原色(さんげんしょく)
割合を変え混ぜ合わせることであらゆる色を表現することのできる基本的な3色のこと。光の三原色は赤・緑・青で全てを混ぜると白になる。また、色材では三原色はC(藍)、M(紅)、Y(黄)をいい、3色だけでは黒を表現できないため、K(黒)のインクを用いる。

仕上りサイズ・仕上がり寸法(しあがりさいず・しあがりすんぽう)
印刷物として仕上がる寸法をいい、JIS規格ではA判、B判がある。
JPG・JPEG・ジェイペグ(じぇいぺぐ)
静止画像データの圧縮方式の一つでJoint photographic experts groupの略。ISOにより設置された専門家組織の名称がそのまま使われている。圧縮の際に、若干の画質劣化を許容する(一部のデータを切り捨てる)方式と、まったく劣化のない方式を選ぶことができ、許容する場合はどの程度劣化させるかを指定することができる。方式によりばらつきはあるが、圧縮率はおおむね1/10~1/100程度。写真などの自然画の圧縮には効果的だが、コンピュータグラフィックスには向かない。JPEG画像をつなぎ合わせて動画にした方式をMotion-JPEGという。なお、JPEGはGIFと異なり、どこの会社にも特許などの使用料を払う必要がない画像形式だとされていたが、2002年7月にForgent社が突然特許権の保持を宣言し(いわゆるサブマリン特許)、使用料の請求を開始して論議を呼んだ。
字送り(じおくり)
写植の指定で、文字間の空きの指定をいい、歯送り数で指定する。
紙器(しき)
ダンボール、板紙、厚紙などで出来た紙製の容器の総称。
シークレットハガキ(しーくれっとはがき)
印刷したハガキを折り、熱を加えることで圧着させたハガキ。容易に剥がせるが一度はがすと元に戻せない特性がある。
シーズニング(しーずにんぐ)
印刷用紙の温度、湿度の条件を印刷条件に合わせ、加湿または乾燥して調整すること。
自動現像機(じどうげんぞうき)
露光済みの写真フィルムの現像、定着、水洗、乾燥までの処理を自動的に行う装置で、一般にローラー搬送により各処理工程を経て、処理済みのフィルムを出す。。 
GIF・ジフ(じふ)
Graphics interchange formatの略。アメリカのパソコン通信ネットワークCompuServeで画像交換用に開発された画像形式。JPEGと共にインターネットで標準的に使われる画像形式である。256色までの画像を保存することができ、JPEGが苦手なイラストやアイコンなどの保存に向いている。動画を保存できるアニメーションGIFや、透明色を指定して背景イメージと重ね合わせることができるトランスペアレントGIF、全体をダウンロードしなくてもイメージの確認ができるインターレースGIFなどの拡張仕様がある。圧縮に使われているLzWというアルゴリズムはUnisys社が特許を持っているため、GIFに対応したソフトウェアを販売/配布するにはUnisys社にライセンス料を払う必要がある。このライセンス料を嫌って、PNGというライセンスフリーの画像フォーマットが策定された。
湿し水(しめしみず)
オフセット印刷の際、非画線部にインキが付着しないように、インキをのせる前に版面を濡らすための水。
ジャギー(じゃぎー)
画面表示や印刷時に文字や画像がギザギギザに見えてしまうような状態をいう。
写植(しゃしょく)
ネガフィルム状の文字盤から指定された文字を探し出し、そのフィルムに光をあて印画紙に焼き付けること。写真植字の略。
シャドウ(しゃどう)
絵柄の色の濃い部分のこと。
集版(しゅうはん)
分解されたカラーや文字版を一枚のフィルムに纏め上げる作業のこと。
樹脂型インキ(じゅしがたいんき)
インキの液体成分に合成樹脂が利用されているタイプのインキで、現在のオフセットインキはほとんどこのタイプのインキが使われている。
出校(しゅっこう)
校正刷りを発注者に提出すること。
上製本(じょうせいほん)
本文を製本してから厚手の表紙を糊付けするなどし、仕上げる製本方法。
初校(しょこう)
印刷物のレイアウトや色調を確認するために行う最初の校正刷り。
書体(しょたい)
パソコンでいう「フォント」と同義語の、統一的なデザインをした文字の集まり。
シルクスクリーン印刷(しるくすくりーんいんさつ)
孔版印刷の一種で、絹(シルク)やアクリル製の網目(スクリーン)を使用しインキを通さない部分と通す部分を作りインキを透過させ印刷する方法。 
四六判(しろくばん)
洋紙のサイズの一種で、サイズは788mmx1091mm
親水性(しんすいせい)
物体の表面の水に対する濡れやすさのこと。オフセット版材の表面として重要な性質。
親油性(しんゆせい)
親水性の逆の疎水性のこと。
殖版機(しょくはんき)
1枚の原版フィルムから刷版上に多面焼きする装置。

水銀灯(すいぎんとう)
水銀蒸気を封入した放電灯のことで、刷版用焼き付け光源として多用されている。
スクリーン(すくりーん)
網点のついたフィルムのこと。
スクリーン線数(すくりーんせんすう)
網点を作る際に用いるスクリーンの1インチ当りの線の数。単位はlpi(line per inch)。
墨(すみ)
印刷では、CMYKのKで黒色のこと。
刷色(すりいろ)
印刷するインキの色のこと。
刷り出し(すりだし) 
本刷りを始めた直後の印刷物で位置の確認や色調など原稿と合っているかを確認する。
刷本(すりほん/さっぽん)
印刷工程では刷り上がった印刷物を総称して刷本というが、製本上ではまだ加工が済んでいない印刷物のことをいう。

背(せ)
本の綴じる部分のこと。
背固め(せがため)
丁合や綴り終えた本文の背に接着剤を塗布し折丁を互いに接着させる作業で、下固め、本固めなどがある。
製版(せいはん)
印刷は「版」にインキを転写しこれを紙などに転写するがこの「版」を作る作業のことをいう。
製本(せいほん)
印刷が終わった用紙を折って綴じ、本に仕上げる作業。
セット(せっと)
インキ中の液体成分の一部が紙中に浸透し、インキの流動性がなくなった状態のことで、まだ摩擦すると汚れるが、粘着性は示さなくなった状態のこと。

装丁(そうてい)
書籍物の表紙やサイズ、レイアウトから書体まで体裁に関するあらゆるデザインのこと。
損紙(そんし)
印刷または製本作業の工程で仕損じを生じて製品として使用できなくなった紙のことで、別名「ヤレ」ともいう。  

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